今日はミナミ手長エビの幼生の様子を動画でご紹介します。
幼生は、まあプランクトンの一種で沼エビ類が2㎜位なのに対して、ほぼ倍位のサイズ感で、プランクトンとしては、だいぶん大型です。
幼生は写真を撮影しても、どんなものか非常に分かりづらく、動画の方は
ピントが甘くても雰囲気は良く判るので動画でご紹介します。
(動画の音声が煩いのでボリュームを調整してから見て頂けるとありがたいです)
また、スマホで見られる方は表示上、隙間が空いてしまうようなので下部へスクロールすると動画はあります・・・
映像は生後18日で、ここまで来ると育成過程で全滅する事は先ずなく、着実に育つ所です。
体長はまだ5ミリ位と言ったサイズで、
一連のトライアルの中では最も生存数が多かったロットでもあります。
蛇足ですが、この時の水槽は45㎝サイズのものですが、本番では
直径1~1.5メートルのバケツ状の容器で育成し、密度が適度になる分、生存数は大きく伸びるものと思われます。
この時点で、手長エビで成功したのは全て60㎝サイズの水槽で、仮説としては最低60㎝サイズで無いと難しいというものがあったのが一転して45㎝サイズで最高記録となったのでした。
幼生は「集光性」と言われる習性があり、親エビは夜行性なのに逆に光に集まります。映像では懐中電灯の光に集まる様子が判ります。