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良く、このブログで言う「高次脳障害」という物はどんなモノなのでしょうか。
少し、高次脳障害の失敗談でもふれてはいますが、ごく一部とも言えます。
また、この高次脳障害こそ、私の障害で最も回復が遅く、周囲からも見掛けがまあ、割とまともなだけに、この部分がとにかく理解されず苦しむ事になるのです。そしてこの症状や事象は会社を始めとする周囲の方々のみならず、家族、最も理解の進んでいる筈の家内や医師ですら理解しにくい事柄なのです。
では、具体的な症状としてどのようなものがあるかを記してみます。
【高次脳障害】
★・・私に当てはまる(最大3つ星) ☆・・私に当てはまらない
●記憶力(短期中心)
★★★長期に渡る事や昔の事は大体覚えているのですが、病気の直近や新規で何か言われた事、特に複数の事を一気に言われた場合はゴソっと抜けます。一度覚えた事柄でも抜けやすく、例えば新しく出会った人の名前なども突如もれたりします。この場合、どこかで復活したりもします。
★ 書類の内容を見ずに、書類がある事を忘れて物事を進めたり、ある事を知っていても、「ボ~」としていて、そものまま進めたりします。
☆ 一旦、帰宅して他事をして、翌日会社などに出向き仕事をやろうとすると何をやっていたかやどこまで完了したか分からなくなったり、複数項目のうちの別項目の記憶に置き換わったりする。またその旨をノートに書いてあってもそれを使用しない、出来ない。
●注意力
★★★正確に、早く作業をすることを要求されると途端にミスをする。
★★★同時に複数の指示を受けると混乱したり、簡単な事でもどれか1項目以上抜ける、忘れる。
●物事を進めるにあたり
★★★当面、直接必要な問題までは理解できるが応用や、違う場面で使う事に発想がつながらない、他の局面を想定出来ない。
★★ 物事の全体像がつかみ切れないので、いざ、やろうとすると出来なかったり、時間が法外にかかり混乱する。
★ 以前やった事が十分に活用できない。
☆ 物事の手順を整理して捉えられない、目的意識が希薄で目先の作業そのものの対応に終始する。
【続く】
急性期病院に入院当時のリハビリ訓練から。だいぶ改善されたタイミング(2019年7月中旬)
2020年10月記